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 なおきち・かこきち

Author: なおきち・かこきち
息子4号、生まれました!
表丹沢のふもと、茶畑と牧場に
囲まれた家。ヤギ親子とともに
「命のつながりを感じる暮らし」
楽しんでいます。

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麓日記

畑仕事。雑木林。親子でカエル捕り。 ときどき、旅。 丹沢山麓での田舎暮らし、 紹介します。

2007.06
30
(Sat)
タイマグラの森
タイマグラの森
縁側でごはん
縁側でごはん

岩手県川井村江繋タイマグラ。最も近い集落からも約10km離れ、早池峰山麓の森の中にぽつんと孤立した小さな開拓集落である。ここに電灯が灯ったのは昭和63年、おそらく日本で最後に電気が開通した集落だ。その後、自然とともにある暮らしを記録した映画「タイマグラばあちゃん」が、海外で高い評価を得て多くの賞を受賞し、一気に有名になった?場所でもある。
映画にも登場する民宿フィールドノートは、今も開拓農家そのものの建物で、がたがたときしむ木枠の窓、薪ストーブに薪風呂。「じいちゃん」の指導で、決して濁らないという沢から引いた生活用水。庭の果樹はクマと競争なのよ、とおかみが笑う。仙人の暮らしみたいだが、やがて増えた移住仲間は映画監督、桶職人、染色家、農業青年…。子供も全部で10人くらいいて、村の送迎タクシーで元気に学校に通う。

でも、ここに4歳ユウマと2歳マコトを連れて行くのは、ちょっとした賭けだった。多感になりつつあるユウマは、七夕飾りに「おかねもちになりたいです」と記し、以前に行った沖縄でも、赤瓦の民宿よりリゾートホテルにご満悦の様子。虫がいっぱいいるよ、という僕の言葉に期待していたようだが、それは部屋の中にも蜂やクモやカメムシやらがたくさん棲んでいるお家だよ、という意味なのだ。
子供は容赦なく駄々をこねる。いったん「このお家やだ、帰りたい」などと言い出したら、それこそ旅は収拾がつかなくなる恐れがある。

天狗のうちわ
天狗のうちわ
森でお昼寝
森でお昼寝

そんなユウマが、「このお家すてきだね」と言い出したのには驚いた。積まれた布団の山へのダイビングに熱中し(この家には押入れがない)、薪の山でカミキリムシ探しに興じ、縁側での「おそとでご飯」に大はしゃぎだった我が息子。
夏になったら、もっとクワガタがいるんでしょ。そしたらまた来ようよ。
そして嫁さん。開拓農家、自給自足生活・・・そんなストイックなイメージでここに来たらしい彼女は、ゆったりした時間が流れるタイマグラにすっかり魅せられてしまったようだった。
そう、ここはぜんぜん厳しくない、ゆるーいところなのだ。はっきり言ってボロボロの建物、布団も服もカメムシの死骸も散らかしっぱなしの雑然とした部屋。でも、そんな風に何でもゆるーく受け入れてきた暮らし、生活そのものを楽しむ暮らしがあるから、厳しい自然の中でも生活してこれたのだろうか。

極楽だあ、とつぶやいていたタイマグラばあちゃんを、僕は映画の中でしか知らない。でも、その万分の一かを、僕も嫁さんも子供たちも共有できた気がしたのは、自己満足だろうか?
ユウマ、また来ような、この素敵なお家に泊まりに。

タイマグラばあちゃん

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2007.06
29
(Fri)
がっこうのお庭

しびれた。
前から気になっていた自然学校だったが、今回の訪問で、大ファンになってしまった。
場所は、岩手県葛巻町。自然エネルギー利用に町民あげて取り組む町だ。木質バイオマスと風力発電で、町の電力自給率150%という数字は半端じゃない! 東北の山奥にこんな町があるなんて!
森と風のがっこうのプログラムも施設も、徹底的に自然エネルギーにこだわる。僕らのうんちから出たバイオガス(メタンガス?)で調理。雑排水の排水管からしみだした水が畑を潤す。もちろん風呂は薪で、その薪は雑木林やカラマツ林の管理から出たものだ。プログラムの参加者も、畑や鶏の世話、薪割りに汗を流す。
がっこうの建物は、廃校になった分校の木造校舎。校庭のはずれには車掌車を譲りうけた図書室もある。どれもこれも素敵だ。

夜。お酒が入って、がっこうを主宰する吉成さんが、熱い思いを語ってくれた。
今の環境教育や自然体験プログラムには、地域という要素が欠けているよ。自分は、まず地域に根を下ろしたい。地域の子どもたちと、一律の教科書を開くのではなく地域から未来を考えていくがっこうにしたいんだ。

そんな話を聞きながら、気づいたことがあった。
僕はここ2~3年、気になったいくつかの自然学校や、環境教育に取り組む人を訪ねて旅をしてきた。沖縄のある村で子どもたちの居場所づくりに取り組む小さな自然学校。一大観光地・西表島で観光客相手よりも地域文化の継承に取り組むエコツーリズム協会。昨年初めて訪れたタイマグラも、そんな旅のひとつだ。
何となく惹かれた場所を無秩序に訪ねていたつもりだったが、そこには必ず、地域に根を張って、そこから僕たちに何かを発信している人がいた。僕はそれに惹かれていたのだ。
根を持つことと、翼を持つこと。吉成さんはそんなふうに語ってくれた。

僕の夢は、日本の自然や、自然に根ざした暮らしの素晴らしさを伝える小さな自然学校兼民宿兼カフェを作ることだ。40を過ぎて夢を語るのも気恥ずかしい歳になってきたが、そのために学び、旅をし、ステップアップしてきたつもりだ。
森風を訪ねて、地域に根ざすというキーワードを、僕は実感として学んだ気がする。吉成さんも数年前にここにやってきた「よそもの」だ。よそものはよそものとして、地域にとけこみ、地域から学び、地域に必要とされる人になっていくことができるのだ。彼の言葉には、自身が満ちていた。
僕らも、根を張ることができる場所を、これからの10年、真剣にさがそう。

車掌車の窓から

校歌

車掌車の図書室


もうひとつ、森と風のがっこうが魅力的だったのは、カフェ森風の存在だ。
廃屋寸前だった小さな木造家屋を徹底的に直し、部材をリサイクル・リユースしてできた、居心地のいいしゃれたカフェ。木造校舎が子供たちの居場所なら、ここは大人がゆったりと過ごせる素敵な空間。
それは、僕の将来構想に登場するカフェ、そのものだった。
山歩きや自然散策に来た人がふと立ち寄れるカフェ。静かな音楽。居心地のいい木の椅子。旅や山歩きを描いた本を眺めながら飲むコーヒー。さりげなくちりばめた、森からのメッセージ。環境教育とか自然体験プログラムとか、そんな構えた催しはなくとも、カウンターをはさんで自然談義。もりあがったら、ちょっと一緒に森へ行ってみましょうか。
森と風のがっこうがある上外川集落は、戸数12世帯。タイマグラに負けないとんでもない山奥の集落である。でも、素敵なカフェを作れば、お客さんは来てくれるのだ。
やられた。
正直な感想である。
カフェ森風1

2007.06
28
(Thu)
父ちゃん、国鉄色に再会す
父ちゃん、国鉄色に再会す

ユウマ、国鉄色に出会う
ユウマ、国鉄色に出会う

山田線。
マニア垂涎、国鉄色の旧型気動車キハ52が、北上山地をあえぎあえぎ登る山岳路線。
タブレット。非ワンマン。非冷房。3~4駅ごとに現れる木造駅舎の有人駅。
今に残る、数少ない、ただしいローカル線だ。

盛岡から3つめ、上米内を出ると、線路は国道から離れて山岳区間に入る。並行するのは、車のすれ違いがやっとくらいの細い道が一本。あとはひたすら、森、谷川、森。そんな森が少し開けると、大志田、浅岸と、廃村(集落)の中にぽつんと残された駅を通過する。両駅に停まる列車は1日に1~2本、乗り降りする人はいない。こんなところに列車を走らせて意味があるのだろうか。そんな思いさえ感じてしまう。スイッチバックの遺構と、木造校舎の廃校が歴史を物語る、山里の集落跡。
それでも列車は狭い谷あいを登っていく。長いトンネルではなく、ひたすら地形に忠実に、曲がりくねった坂を登りつめるのだ。そして峠を越えると、ぱっと車窓が開けて高原の景色に変わり、峠の駅・区界に到着。
木造駅舎から駅員さんが小走りに迎えてくれる。そう、区界駅は有人駅なのだ。
このほっとする雰囲気が、僕は大好きだ。列車行き違いのため数分停車。ああ、なんて素敵な演出!

僕の愛するローカル線、ヤマダセン。いよいよ今年終焉を迎えるらしい国鉄色の気動車たちは、今日もエンジンをうならせて峠道を登っているのだろうか。

陸中川井駅

2007.06
18
(Mon)

クスサン 

クスサン1

クスサン2

幼稚園の園庭のイチョウに発生した、緑色の巨大な毛虫。
体長8cmくらいの丸々と太ったボディ。ふさふさな毛。水色の斑点。
僕の大好きな?毛虫、クスサンの幼虫との、ひさびさの再会だった!
さわっても平気だよ。ふさふさして気持ちがいいよ。
幼稚園の子供たちに見せると、最初はおっかなびっくり、
でもそのうちに大騒ぎで、ぼくもーっ!わたしもーっ!
最後は先生までまじって、クスサン大いじくりまわし大会になってしまった。
2007.06
11
(Mon)

田植え 

田植え1

田植え2

田植えが終わった田んぼ。
夏はもうすぐそこ
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