プロフィール

 なおきち・かこきち

Author: なおきち・かこきち
息子4号、生まれました!
表丹沢のふもと、茶畑と牧場に
囲まれた家。ヤギ親子とともに
「命のつながりを感じる暮らし」
楽しんでいます。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク

麓日記

畑仕事。雑木林。親子でカエル捕り。 ときどき、旅。 丹沢山麓での田舎暮らし、 紹介します。

2013.06
26
(Wed)

帰りの電車で、思うこと 

鶴巻温泉から、弘法山のトンネルを抜け、
田植えが終わった田んぼを眼下に、電車はゆっくり、坂を登ってゆく。
車窓には、夕暮れの灯りがぽつぽつ点りはじめた、秦野の街。

ああ、家に帰ってきたなあと、ほっとする眺めです。

秦野盆地に入っていく小田急線

鶴巻温泉から山に分け入り、トンネルを抜け、秦野盆地へ向かう小田急線。
実はここ、僕が少年のころから、旅心をくすぐられてきた場所でした。
乗ったこともなかったのに。

小学生のころ、すでにいっぱしの鉄道少年だった自分。
ひとり旅はできなくても、時刻表を眺めては、いつも空想旅行を楽しんでいました。
巻頭の路線図、音威子府とか指宿枕崎線とか、不思議な地名に憧れた一方で
東京近郊の拡大頁には、家の近くにある京浜急行の小さな駅も、ちゃんと載ってる。
ああ、鉄道って、ずっとずーっとつながっているんだなあと
それだけで、心ときめいていたのです。

そんな東京近郊区間の路線図のはしっこ、小田急小田原線をたどっていくと
本厚木、愛甲石田、伊勢原ときて、鶴巻温泉駅で、頁が終わっています。
そのすぐそばには、大山のケーブルカーものってたりして
「鶴巻温泉」というのは、すっかり都会から離れた山の中にある
ひなびた温泉なんだろうなあと、子供心に勝手に想像していました。
そして、この駅をもって、「東京近郊」は終わりなんだな、ということも。

時は流れ、小田急沿線に住むようになって、それは間違いだったと気づいたものの
小さな駅舎に、桜の古木が美しい鶴巻温泉駅は、ローカル駅の味わいが残っていて
今もこの駅を通るたびに、旅心をちょっとくすぐられる気がするのです。

この駅から、列車は少しずつ山にわけ入り、トンネルを抜けて秦野盆地へ。
さらに列車は坂を登って、峠のてっぺんの渋沢駅が、いまの我が家の最寄り駅です。
駅をおりると、高原状の地形の向こうにどーんとそびえる丹沢表尾根。
そして、渋沢駅を出た電車は、分水嶺のトンネルを越えて
四十八瀬川が刻んだ渓谷に沿う山岳区間を、駆け下っていきます。
そんなシチュエーションは、よーく考えてみると
小海線なら野辺山駅、山田線の区界駅、木次線・三井野原駅、函館本線・銀山駅…
僕の大好きな「峠の小駅」そのものではありませんか!?

10数年前、渋沢駅が近代的な今の駅舎に改築されたときは、
駅名も「丹沢高原駅」に改称することが検討されたとか。
この駅が、高原の農村風景の中にぽつんと立つ木造駅舎だったら…。
そんな眺めを想像しながら(妄想しながら)
今日も電車で、我が家に帰ってきた僕でした。

スポンサーサイト

コメント

 

長い文章で、読み疲れた(T . T)
でもやっぱりいい景色!

 

しゅうや君、そして、広島のみなさま、長文読んでくださってありがとう。広島でこんな文章が話題になっているなんて不思議です。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://fumotodiary.blog95.fc2.com/tb.php/507-27a34faf

 | HOME |