プロフィール

 なおきち・かこきち

Author: なおきち・かこきち
息子4号、生まれました!
表丹沢のふもと、茶畑と牧場に
囲まれた家。ヤギ親子とともに
「命のつながりを感じる暮らし」
楽しんでいます。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク

麓日記

畑仕事。雑木林。親子でカエル捕り。 ときどき、旅。 丹沢山麓での田舎暮らし、 紹介します。

2013.08
02
(Fri)

峠の小駅を訪ねよう その1 

天気雨

朝日がまぶしく射し込んでくるのに、ぱらぱらと雨粒が窓ガラスをたたき、
それが光を反射して、静かな山里の眺めをキラキラと輝かせていた。
因美線、早朝の下り列車。

因美線

目指したのは、中国山地の、峠の駅。
各駅停車&途中下車の旅を楽しんできました。
↓ ここから下は、長文の旅行記です。鉄道好きでない方は、退屈かも。

【 因美線・旅日記 part1 】

鳥取と岡山を結ぶ因美線を僕が初めて旅したのは、もう10年前のことです。智頭急行線の開通で列車本数が激減し、1日数本しか走らなくなってしまったローカル線。
地形に忠実にカーブを繰り返して山に分け入る峠越えは、並行する道路すら見当たらず、車窓の旅好きにはわくわくする眺めが続きました。そして、峠のトンネルを越えると停車した小さな駅。サクラの古木に守られるようにひっそりとたたずむ、古くてかわいらしい木造駅舎・・・次の列車が3時間後なんかじゃなければ、迷わず途中下車したい! あれは何という駅だったのだろう。

それから10年。味わいのある駅や列車がいくつも消えた一方で、「秘境駅」「すごい駅」「全国木造駅舎ガイドブック」といった本が書店に並び、古い駅舎自体が観光名所になった駅すらあるという、奇跡のような時代がやってきました。そんな空気を感じながら、いつか行ってみたいと、思っていたのです。
あのとき寄りそこねた、峠の小駅を、訪ねる旅。

 *** *** *** ***

その駅の名前は、ネットで調べれば、簡単にわかりました。
美作河井(みまさかかわい)駅。
手前の知和(ちわ)駅や美作滝尾駅もセットで、古く懐かしい木造駅舎が観光資源として脚光を浴びているとも書かれてる。やはり! まあ、九州の某駅のように、地元おじいちゃんの「名誉駅長」との記念写真に行列、「百年の駅□△川駅弁当」も販売中、なんてことはないだろうけど、同業者がぞろぞろおりるのは何となく気が引けるので、早朝の一番列車を選んだのです。
それは、正解でした。冒頭に書いたお天気雨も綺麗だったし、ローカル線のお楽しみ・列車すれ違いの長時間停車が2回もありました(いちおう通勤通学時間帯なんですね)。高校生でそれなりに混む上り列車を尻目に、途中下車を繰り返しながら、ガラガラの列車で峠を目指す心地よさ。次回以降も、峠の小駅を目指す旅は、一番列車がいいね☆
といってもドラマチックな演出や出会いがあるわけはなく、淡々と列車は坂道を登り、美作河井駅に到着。下車するのは当然僕だけ、と思いきや、僧衣を身にまとったご住職が一緒に下り立ち、お迎えの奥様と一緒に駅舎に入っていきました。おお、それだけで1枚の絵のような光景! そして、ディーゼル音を響かせて列車が去ると、山あいの駅に朝の静寂が訪れます。

下車したご住職

美作河井駅

夏草に埋もれた線路

10年前、車窓からチラッと見ただけで心惹かれてしまった、小さくも美しい木造駅舎に入ってみました。かつてはこの駅にも駅員さんがいたことを物語る、出窓状の出札窓口が、ほほえましい感じ。木のベンチ。木枠の窓。素朴で、素敵な駅だねー。旅人の書き置きノート以外に観光地っぽいものはなく、「峠の小駅」のイメージそのものです。
駅構内を見渡せば、ちゃんとすれ違いができる2線分のホームがありますが、いまは片面のレールがはずされ、線路跡は雑草の中です。それを「草ぼうぼうで管理が不十分」ではなく「夏草やつわものどもが・・・」とか「もののあはれ」とか感じちゃうのは、僕が日本人だからでしょうか。
さらに、この駅にはもうひとつ、面白いものがあります。機関車の向きを変えるための転車台の遺構。なぜこんな山の中の小駅に、と思いますが、ここは峠の駅、日本海側から瀬戸内海側に入った境目。豪雪地帯から雪をラッセルして峠を登ってきた除雪車が、向きを変えて鳥取へ戻るための設備だったそうです。それも、重たい除雪車を乗せ、手動で転回させたというから、すごい。いまは夏草に埋もれた遺構にたたずみ、しばし鉄道マンの奮闘に思いを馳せます。

美作河井駅の転車台

美作河井駅

美作河井駅の改札

(旅行記は、次の記事に続きます。)

スポンサーサイト

コメント

 

落ち着く景色!
一度行って見たいでごわんす

 

おお、しゅうやどんも、行ってみたいでごわすか。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://fumotodiary.blog95.fc2.com/tb.php/518-af6df805

 | HOME |